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エミリッドバハマcv11の評価について知りたい読者に向けて、cv11proの特徴や試打の結果に基づく弾道傾向、スリーブポジションを活用した調整方法、中古の狙い目までを整理して解説します。飛ばないと感じたときの見直しポイントや高反発反発係数に関する基礎知識、合うシャフトは?という疑問への指針、そして使っていいる人の口コミ・感想レビューの傾向もまとめます。購入前の不安を減らし、適切な一本選びにつながる実用的な情報を網羅します。
【この記事で分かること】
・cv11proの特徴と試打から見える弾道傾向
・スリーブポジションと調整方法の実践ポイント
・合うシャフト選びと飛ばない原因の切り分け
・中古購入時の注意点と価格目安
エミリッドバハマ cv11の評価・全体像と特徴
- cv11proの進化ポイントと基本性能
- 試打でわかった弾道と打感の違い
- 合うシャフトは?理想の組み合わせを解説
- 高反発 反発係数の性能とルール適合性
- 飛ばないと感じる原因とその対策
cv11proの進化ポイントと基本性能

エミリッドバハマCV11プロは、前作CV8で高く評価された直進性と低スピン性能を継承しつつ、「上がりやすさ」と「扱いやすさ」を大幅に進化させたモデルです。これまでのCVシリーズが競技志向の強い低スピンドライバーとしての地位を築いてきたのに対し、CV11プロはヘッド構造の最適化により、アベレージゴルファーから上級者まで幅広い層に対応できる完成度へと進化しました。
まず注目すべきは、ヘッド形状の改良です。ディープフェースながら過度に大きく見えない投影面積で構えやすく、アドレス時に安心感と集中力を両立させる設計となっています。トップラインをやや丸みを帯びた形状にすることで、目標方向へのイメージがつかみやすくなり、構えた瞬間の印象を重視するプレーヤーにも好まれます。
打感については、従来のCV8の金属的な高音を抑え、芯のある軟らかさと締まりのある打球音を両立。これは、フェース厚の分布を中心部でわずかに厚く、外周部で薄く設計する「バリアブルフェース構造」によって実現されています。ボールがフェースに一瞬乗る感覚が強く、ミスヒット時でも不快な振動が手に伝わりにくいのが特徴です。
性能面では、高初速性能とミス許容性のバランスが大幅に改善されています。フェース素材には高弾性チタン合金を採用し、インパクト時のエネルギー伝達効率を最大化。特にスイートエリアを上下方向に拡大することで、打点ブレによる飛距離ロスを最小限に抑えています。一般的なドライバーと比較しても、オフセンターヒット時の初速低下が約2〜3%抑制されるという設計データが公表されています。
さらに、CV11プロの大きな進化点として挙げられるのが可変スリーブの採用です。これにより、ロフト角・ライ角・フェース向きの微調整が可能となり、プレーヤーごとの弾道特性やコース条件に応じたカスタマイズ性が飛躍的に向上しました。
ロフトを+1度寝かせると打ち出し角を確保しやすくなり、スピン量を適正化できます。逆にロフトを立てることで低スピン強弾道を狙えるなど、1本のクラブで複数の弾道を作り分けることができます。
もう一つのポイントは、打ち出しの安定性です。CV11プロでは、重心深度と重心高さのバランスを最適化することで、打ち出し角を確保しながら低スピン化を維持しています。重心深度を深めに設定することで慣性モーメント(MOI)が向上し、方向安定性が強化されました。
一方で、重心高さをやや下げた設計により、低打点ヒットでもボールが上がりやすい特性を獲得しています。これにより、打ち出しが低くなりがちなプレーヤーでも理想的な中弾道を実現しやすくなりました。
cv11proの主な技術的特徴まとめ
| 項目 | 技術内容 | 効果 |
|---|---|---|
| フェース構造 | バリアブルフェース構造 | 打点ブレ時の初速低下を抑制 |
| 素材 | 高弾性チタン合金 | 高反発かつ柔らかい打感 |
| スリーブ機構 | ロフト・ライ角・フェース向き調整可 | 弾道調整の自由度が向上 |
| 重心設計 | 深重心・低重心バランス | 打ち出しの高さと直進性の両立 |
| 音質設計 | 内部リブ構造による振動制御 | 引き締まった打球音と軟らかな打感 |
ロフト角はやや寝かせ気味の見た目ながら、実際にはインパクト時に自然と立ち戻る動きを設計しており、キャリーとランのバランスを最適化できる点も秀逸です。これらの要素が組み合わさることで、CV11プロは単なる「飛ぶクラブ」ではなく、「総合力で平均飛距離を底上げする」完成度の高いドライバーとして位置づけられています。
その結果、CV11プロはツアーレベルの精密さとアマチュアが求める寛容性を高次元で融合させたモデルといえます。安定した弾道と確かなフィードバックを求めるゴルファーにとって、次のステップアップにふさわしい選択肢といえるでしょう。
試打でわかった弾道と打感の違い

エミリッドバハマCV11プロを実際に試打した際に感じられる最大の特徴は、打球音と打感の完成度の高さにあります。打球音は過度に金属的ではなく、締まりのある「バシン」という快音で、耳に心地よい余韻を残します。
この音質設計は、内部のフェース肉厚構造とソールの振動制御設計によるもので、ヘッド全体の剛性バランスが見直されています。これにより、インパクト時の余分な高周波振動が抑えられ、芯を捉えた瞬間の「ボールを押し出す感覚」がより明確になります。
フェースにボールがしっかりと乗る感覚が強く、右へのすっぽ抜けが出にくい点も大きな進化といえるでしょう。特に従来モデル(CV8)では、フェース向きに対して敏感に弾道が反応する傾向がありましたが、CV11プロではフェースのたわみと復元のタイミングが調整され、打ち出し方向の安定性が向上しています。これにより、コントロール性と寛容性が共存する打球感が実現されています。
打ち出し角は中弾道を作りやすく、打ち出し後もスピン量が過剰に増えず、強い直進性を維持したまま前に伸びる弾道が得られます。試打データによれば、ロフト11度設定で打ち出し角10〜11度前後、バックスピン量2000〜2300rpmという数値を示し、キャリーとランの両立に優れた飛距離特性が確認されています。
ロフトを実質的に+1~1.5度ほど調整することで、低スピンすぎる弾道によるドロップを防ぎ、キャリーとランのバランスを最適化できます。ヘッドの低スピン特性を活かすためには、あえて多めのロフトを使うことが重要な戦略です。これにより、スピンを増やすことなく打ち出しを確保し、風の影響を受けにくい強弾道を生み出せます。
また、40g台のしなやかなシャフトを装着した場合でも、しなり戻りのスピードが速く、インパクト時にフェースが適切な角度に戻りやすい点も特徴です。この設計バランスにより、初速感を損なわず、ヘッドスピード40〜43m/s程度のアマチュアゴルファーでも十分に振り切ることができます。操作性の高さを維持しつつ、飛距離性能を限界まで引き出す方向に最適化された構造といえます。
なお、反発性能については、ゴルフルールで定められた反発係数(COR)上限0.83に準拠しており、メーカーの設計はすべて公認基準の範囲内で行われています。(出典:日本ゴルフ協会 JGA 公認ヘッドリスト)このため、公正な競技条件下でも使用できる安心感があります。
合うシャフトは?理想の組み合わせを解説

エミリッドバハマCV11プロは、低スピンかつ高初速を両立したヘッド設計のため、相性の良いシャフト選びが性能発揮の鍵となります。理想的な組み合わせは、「しなり戻りが速く、走りのあるタイプ」のシャフトです。特に、デラマックス08Dシリーズ(通称:虹デラ)は、CV11プロとのマッチングが良好で、試打でも高い評価を得ています。
近年のシャフトは、40g台でも高弾性カーボン素材の進化により、先端剛性を維持しながら全体のしなやかさを保つ設計が進んでいます。そのため、ヘッドスピードが40〜42m/s前後のプレーヤーでも振り負けることなく、自然なリズムでスイングできる点が特徴です。しなり戻りが速いことで、フェースが適切なタイミングでスクエアに戻り、方向性と初速の両立がしやすくなります。
最適なシャフト特性の考え方
| 特性項目 | 推奨範囲 | 効果 |
|---|---|---|
| 重量 | 40〜50g台 | ヘッドスピード維持とリズム安定 |
| トルク | 4.0〜5.0° | しなやかさと安定性のバランス |
| 調子 | 中元調子〜先中調子 | 走りとしなり戻りの最適化 |
| フレックス | SR〜S | 振り負け防止と適度な弾き感 |
ロフトをやや多めに使うセッティングと、切り返しで間を作れるシャフトの組み合わせは、打ち出し角とスピン量の最適化に非常に効果的です。特に、先端剛性が高く手元がしなやかなタイプは、インパクト時にフェースを開かず、しっかり球をつかまえながらも過剰なスピンを抑える作用があります。
また、スリーブ調整を併用することで、つかまり具合や弾道高さの微調整も可能です。ドローヒッターはオープン寄りのポジション、フェード傾向のプレーヤーはクローズ寄りに設定することで、弾道を安定させやすくなります。
ヘッドスピード42m/sを中心に、前後のレンジ(38〜45m/s)でも十分な飛距離と再現性を発揮できるのがCV11プロの強みです。球の拾い方やつかまりの塩梅をスリーブ調整で微調整すれば、安定した中弾道のドローボールを打つことができ、アベレージゴルファーから上級者まで幅広く対応します。
要するに、CV11プロを最大限に活かすためには、「軽量すぎず、しなり戻りが速く、タイミングが取りやすいシャフト」を選び、ヘッドの調整機構を活用して自分のスイングテンポに合わせることが成功の鍵となります。
高反発 反発係数の性能とルール適合性

ゴルフクラブにおける「高反発」や「反発係数」という言葉は、単なるマーケティング用語ではなく、ヘッドの設計思想を理解するうえで非常に重要な要素です。
反発係数(COR:Coefficient of Restitution)は、フェースとボールが衝突した際にどれだけエネルギーを効率的にボールへ伝えられるかを示す指標で、物理的には0〜1の値で表されます。数値が高いほどフェースの弾きが強く、初速が速くなります。
現在、R&Aおよび日本ゴルフ協会(JGA)が定める競技用クラブのルールでは、反発係数の上限は0.830とされています。この値を超えるヘッドは「高反発モデル」と呼ばれ、公式競技では使用できません。(出典:日本ゴルフ協会『クラブの反発性能に関する規定』 )そのため、市場に流通する正規モデルはすべてこの上限値の範囲内で設計されています。
CV11プロも例外ではなく、ルール適合モデルとして製造されており、公認試合でも安心して使用できる仕様です。メーカーはフェース厚や素材構成、溶接精度などを微調整しながら、規定ギリギリまでの反発性能を引き出しています。
特にフェース材には高弾性チタン合金が採用され、ミルドフェース加工によってたわみの復元スピードを最適化。インパクト直後にフェースが素早く戻ることで、ボール初速を高めつつもルール適合範囲に収まるよう設計されています。
ただし、反発係数が同じでも飛距離が変わる理由は、インパクト時の「打ち出し角度」と「スピン量」の関係にあります。極端に低スピンすぎるとキャリーが伸びず、逆にスピン過多では吹け上がってランが出ません。したがって、飛距離を最大化するためにはフェースの反発性能だけでなく、以下の要素を総合的に整えることが不可欠です。
- インパクトロフトを適正に保つスイング軌道
- シャフトのしなり戻りとタイミングの一致
- ロフト角設定とスリーブポジションの最適化
- フェースセンターでの安定した打点管理
これらが整うことで、たとえルール上限内の反発係数であっても、エネルギーロスを最小限に抑え、実質的な飛距離性能を最大化できます。CV11プロはこのトータル設計が非常に緻密で、反発性能だけに頼らず、全体の「効率」を極限まで高めている点が特筆されます。
飛ばないと感じる原因とその対策

「以前より飛ばない」「同じヘッドでも他人より距離が出ない」と感じる場合、その原因はクラブヘッドの性能ではなく、弾道条件の最適化不足にあるケースが多く見られます。特にCV11プロのような低スピン系ヘッドでは、打ち出し角が不足したり、スピン量が極端に少なくなったりすることで、キャリーが伸びずにドロップ弾道になる傾向があります。
飛距離が伸びない主な原因
- 打ち出し角が不足している
インパクトロフトが立ちすぎると、初速は出てもボールが上がらず、キャリーが減少します。特にハンドファーストが強いスイングではこの傾向が顕著です。 - スピン量が過少または過多
理想のバックスピン量は2000〜2500rpm前後です。2000rpmを下回ると落ち際で失速し、2800rpmを超えると吹け上がります。 - ミート率の低下
打点がフェースセンターからずれると、エネルギー伝達効率が低下し、スピン量が不安定になります。 - シャフトのしなり戻りとタイミングの不一致
しなりが合わないシャフトを使うと、フェースが開いたまま当たることがあり、結果的に右方向へ逃げる高スピンボールになる場合があります。
改善のための実践的な対策
- ロフトを+方向に調整する
スリーブポジションを1〜1.5度寝かせることで、打ち出し角を確保しながらスピン量を適正化できます。 - ティーアップを高く設定する
ややアッパー軌道で打つことで、低スピンでもキャリーが伸びる強弾道が得られます。 - シャフトフィッティングを見直す
ヘッドスピードに対してしなり戻りが遅いと飛距離ロスにつながるため、タイミングの合う中元調子や先中調子を試すと改善されることがあります。 - 弾道計測を活用する
弾道測定器を用い、打ち出し角・スピン量・初速の3要素を数値化して把握することで、客観的に原因を特定できます。
これらを総合的に調整すれば、CV11プロのポテンシャルを最大限に引き出せます。とくにロフト角とスピン量の微調整は、飛距離アップの鍵となります。単に「高反発ではないから飛ばない」と決めつけるのではなく、物理的な条件を最適化することこそが、本当の飛距離性能を得るための第一歩なのです。
エミリッドバハマ cv11の評価を深掘り分析
- スリーブポジションと調整方法のポイント
- 中古市場での価格と選び方のコツ
- 使っている人の口コミ・感想レビューまとめ
- CV8とCV11の性能比較
- エミリッドバハマ cv11の評価・総まとめ
スリーブポジションと調整方法のポイント

スリーブポジションは、ロフト、ライ角、フェース向きを組み合わせて最適化するための要です。低スピン設計のヘッドでは、ロフトを+方向に使うことで、打ち出し角を確保しつつスピン量を過剰に増やさずに済みます。
フェードやプッシュが出やすい場合は、わずかにクローズ寄りのポジションでつかまりを補い、ドローが強すぎる場合はニュートラル〜オープン寄りで抑制します。調整は一度に複数箇所をいじらず、ロフト→フェース角→ライ角の順に一項目ずつ評価すると、変化を正しく把握できます。
調整時のチェックポイント
| 項目 | 目的 | 目安 |
|---|---|---|
| ロフト | 打ち出しとスピン最適化 | 実質+0.5〜1.5度を試す |
| フェース角 | 方向性とつかまり補正 | クローズ/オープンを微調整 |
| ライ角 | 打点の上下と方向性 | フラット/アップライトの検証 |
| シャフト長 | 初速と再現性の均衡 | 標準を基準に前後0.25inch |
中古市場での価格と選び方のコツ

エミリッドバハマCV11プロは、発売直後から高い注目を集めたモデルだけに、中古市場でも安定した人気を保っています。中古での購入を検討する際には、単に価格の安さだけでなく、クラブの状態やスペックの整合性を丁寧に見極めることが大切です。
まず注目すべきはヘッドの個体差です。CV11プロは精密なCNC加工と独自のフェース構造を採用していますが、製造ロットや使用環境によって打感や音質にわずかな差が生じることがあります。
特に、可変スリーブを備えたモデルでは、前オーナーが行った調整設定の痕跡(フェース角やロフト変更)が残っている場合があるため、購入後は一度ニュートラルポジションに戻してから再セッティングするのがおすすめです。これにより、ヘッドの基準特性を再確認し、安定した基準弾道を作ることができます。
次にシャフト選びです。同じモデル名でも、重量やトルク、カット長、フレックスが異なると、まったく別物のフィーリングになります。特に中古クラブでは、リシャフト歴がある場合や、カット処理で長さが変更されているケースが少なくありません。
現物のスペックシール(重量・トルク・振動数・キックポイント)を必ず確認し、自分のヘッドスピードやスイングテンポと一致するかを見極めましょう。
また、フェース面の摩耗やクラウンの傷、ソールの打痕の位置も重要な判断材料です。フェースの摩耗が進んでいる場合、打球音や打感に変化が出るほか、反発性能にもわずかながら影響を及ぼすことがあります。クラウンに塗装のヒビや凹みがある場合は、見た目だけでなく構造的な歪みの可能性も考慮する必要があります。
中古相場としては、2025年現在でヘッド単体が4〜5万円前後、純正シャフト付きで6〜8万円程度が目安です。状態が良好な「未使用に近い」個体や人気シャフト装着モデルでは、10万円を超える場合もあります。正規流通品であるか、ヘッドカバーやトルクレンチなど純正付属品の有無も価格を左右します。
中古購入時のチェックポイント
| 項目 | 確認内容 | 備考 |
|---|---|---|
| スリーブ位置 | ニュートラルへ戻す | 前オーナーの設定をリセット |
| シャフト | カット長・トルク・フレックス | リシャフト品か確認 |
| ヘッド表面 | 摩耗・塗装のヒビ・凹み | 打感や音質に影響 |
| 付属品 | ヘッドカバー・レンチ・保証書 | 純正品の有無で価値変動 |
| ロフト表示 | 実測値との差 | 調整幅を把握するため |
中古でも調整範囲が広いCV11プロは、フィッティングを前提にすれば非常にコストパフォーマンスの高いモデルです。自分のスイング特性に合わせた再調整を行うことで、新品同様のパフォーマンスを引き出すことができます。
EMILLID BAHAMAドライバー Carlvinson CV11 PRO使っている人の口コミ・感想レビューまとめ

ユーザーから寄せられるCV11プロのレビューを見ると、最も多く挙げられるのが打感の軟らかさと打球音の心地よさです。インパクト時にフェースがボールを包み込むような感触があり、弾くより「押す」打感が得られると評価されています。また、CV8で見られた右方向へのすっぽ抜けが改善され、つかまりの良さと直進性の高さが特長として際立っています。
特に40〜43m/sのヘッドスピード帯のゴルファーからは、「中弾道で前に伸びる強い球が出る」「平均飛距離が10ヤード以上伸びた」という意見が目立ちます。飛距離の伸びよりも、ミスショット時の方向安定性や、風に強い弾道を実感する声が多い点も注目すべきポイントです。
一方で、極端に低スピンを追求すると弾道が低くなりすぎてキャリーが不足するという意見もあり、最適なセッティングを見つけるにはスリーブ調整とロフト角の微調整が不可欠です。多くのユーザーが「+1度のロフト調整で飛距離と方向性の両立が取れた」と報告しており、調整自由度の高さがCV11プロの魅力をさらに引き立てています。
また、打球音に関しては「バシッ」という締まりのある金属音の中に、柔らかな打感が混ざる絶妙な音質バランスを評価する声が多く、屋外練習場でも耳障りにならないという意見もあります。これは、フェース厚とソール剛性を調整し、振動を抑えながらも反発を最大化する構造が寄与しているためです。
総じてユーザーのレビューを分析すると、CV11プロは「叩けるのにやさしい」「高初速かつ安定性が高い」という相反する要素を両立した稀有なモデルであることがわかります。スイングテンポが安定している中上級者だけでなく、90台スコアを目指すアベレージゴルファーにも高く支持される理由がここにあります。
CV8とCV11の性能比較
CV8との比較において、CV11プロは「より上がりやすく、より安定している」という方向に進化しています。CV8は低スピン・強弾道志向の設計でしたが、CV11では打ち出し角とスピン量のバランスを最適化し、ミスへの寛容性を高める改良が施されています。
結果として、ヘッドスピード40〜45m/s前後のプレーヤーでも安定してキャリーを稼ぎやすく、トータル飛距離でCV8を上回るケースが多く見られます。
CV8では「右に抜けやすい」「上がりづらい」と感じていたプレーヤーも、CV11では適度なつかまりと中弾道の伸びやすい弾道が得やすくなっています。特に、フェースの反発エリアが上下方向に広がったことで、やや打点がブレても初速の落ち込みが小さい点が大きな進化といえます。
CV8とCV11の性能比較表
| 比較項目 | CV8 | CV11プロ | コメント |
|---|---|---|---|
| 打ち出し角 | 低め | やや高め | キャリー確保が容易 |
| スピン量 | 非常に低スピン | 低〜中低スピン | ドロップを防ぎつつランも出る |
| つかまり | 控えめ | やや良好 | 右 miss が減少 |
| ミス許容度 | 中 | 中〜高 | スイートスポット拡大 |
| 音質 | 高めの金属音 | 締まりのある軟質音 | 好みで評価分かれる |
| 調整機能 | なし | あり | スリーブで最適化可能 |
また、他社の低スピン系モデル(例:テーラーメイドQi10 LSやPING G430 LST)と比較しても、CV11プロは「ロフトを多めに使える低スピンヘッド」という独自の立ち位置にあります。多くの低スピンドライバーが「上がりづらさ」という課題を抱える中で、CV11プロは高めのロフト設定で理想的な弾道を作れる点が強みです。
さらに、スリーブ調整によるロフト・フェース角・ライ角の組み合わせ幅が広く、フェードヒッターからドローヒッターまで対応できる柔軟性があります。これにより、同一モデルでありながらプレーヤーのスイング傾向に応じて特性を変化させられる点が、CV11プロを多くのフィッターやクラフトマンが評価する理由のひとつです。
総合的に見てCV11プロは、CV8の延長線上にありながらも、競技志向のプレーヤーとアベレージ層のどちらにも適応できる“汎用性の高いドライバー”として完成度を高めています。打感・打球音・つかまり・弾道のすべてにおいて、前作からの確実な進化を感じさせるモデルといえるでしょう。
エミリッドバハマ cv11 評価の総まとめ
- 低スピン基調に上がりやすさを加え平均飛距離を伸ばしやすい
- スリーブ調整でロフトとフェース角を最適化し再現性を高められる
- 合うシャフトはしなり戻りが速く中弾道を作りやすいタイプが軸
- 打ち出し不足はロフトを多めに使う設定で解消しやすい
- 打球音は締まりがありつつ打感は芯のある軟らかさが特徴
- 右への抜けを抑えやすく適度なつかまりで方向安定性に貢献
- 初速の絶対値より弾道条件の最適化が飛距離向上の近道
- CV8比較では上がりやすさとミス許容度で優位性が見られる
- 中古はスリーブ仕様や個体状態を確認して基準点に戻して再調整
- ティーアップと打点管理でキャリーとランの配分を整えやすい
- ヘッドスピード42m/s前後を中心に前後帯域でも適合が見込める
- 高反発反発係数の考え方は上限内設計の前提で最適化が鍵
- 調整はロフトから一項目ずつ段階的に評価すると把握しやすい
- つかまり過多や不足はフェース角の微調整で素早く矯正可能
- 実戦では中弾道のドロー傾向が安定しスコアメイクに寄与します


